Stage Performance (Puppetry)
Puppetry Troupe NEU, Kazumi Inada, 2018-2019
筑波大学人形劇団NEU公演「おとしもの」において、演出・美術を担当。
オーストラリア出身の絵本作家ショーン・タンの大人向け作品を舞台化。主人公の少年の、どこからきたのかわからない「迷子」とのふれあいの物語を通じて、効率を重視し「ヘンテコな」ものに対する大らかさを失いゆく現代社会の姿を描いた作品。
2018年は4人の、2019年には3人の人形遣いが入れ替わりながら、ときには自分自身がキャラクターとして登場する特徴的な演出を採用。また、前例のない外観の人形をはじめとする美術の制作にはレーザー加工機や3Dプリンタが活用されるなど、伝統的な人形劇の技術を発展させた製作がおこなわれた。
「ぼく」がビーチで出会ったヘンテコな生き物は、どこにも帰る場所のない「迷子」だった。ぼくはそいつのことを知る人がいないか探して回るが、周りのみんなは忙しそうで誰も取り合ってくれない。ぼくは、なんとか迷子の居場所を探そうと旅に出るが……。
作曲者AstereのSoundCloudにて、本作品のサウンドトラックが公開されています。
Stage Performance (Puppetry)
Puppetry Troupe NEU, Kazumi Inada, 2018-2019